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クラミジアの治療に有効なジスロマックにはジェネリック医薬品はあるの?

2019年12月13日
薬を飲んでいる男性

クラミジア感染症の病原体は細菌なので、抗菌薬(抗生物質)で治療をすれば完治させることができます。ただし、クラミジア・トラコマチスの細胞壁にはペプチドグリカンが含まれていないため、ペニシリン系やセフェム系の抗生物質では抗菌作用がありません。性器クラミジア感染症の治療にはマクロライド系抗生物質が配合された抗菌薬が有効で、ジスロマックが第一選択薬です。

ジスロマックの有効成分はアジスロマイシンで、これは病原菌の細胞にあるリボソームの働きを止めて増殖(細胞分裂)ができないようにする作用があります。増殖ができなくなった病原菌は、寿命が尽きたり、免疫細胞の攻撃を受けて死滅します。ジスロマックは性器クラミジアに対して高い治療効果を持ち、初期症状であれば8~9割の患者が完治するほどです。マクロライド系抗生物質はペニシリン系・セフェム系抗生物質と比べてアレルギー反応が起こりにくく、安全性が高いことでも知られています。

病院やクリニックで性器クラミジア感染症と診断されると、大抵は先発医薬品のジスロマックが処方されます。実はジスロマック以外にも、アジスロマイシンが配合された後発(ジェネリック)医薬品が国内外の製薬メーカーにより製造・販売されています。国内メーカーであれば、アジスロマイシン錠250mg(サワイ・日医工)があります。海外であれば、Cipla社が製造・販売するAZEE(アジー)という薬が流通しています。ちなみにCipla社はインドの製薬メーカーで、多くの種類のジェネリック医薬品を製造している会社です。

ジスロマックにはいくつかのジェネリック医薬品が製造・販売されていますが、有効成分の種類は先発医薬品と同じです。1錠あたりに配合されている有効成分の量ですが、ジスロマックは250mgと500mgの2種類があります。国内メーカーが製造するアジスロマイシン錠は、250mgの1種類のみです。これに対してAZEE(アジー)は、250mg・500mg・1000mgの3タイプの錠剤が製造されています。1回あたりに投与する有効成分の量は大人であれば500mgまたは1000mgなので、250mgの錠剤であれば1度に2個または4個を服用することになります。

ジェネリック医薬品は少ない開発費用で済むので、先発医薬品と比べて安価な値段で購入することができます。日本国内の病院でジスロマックが処方されて薬局で薬を購入する場合に、ジェネリック医薬品のアジスロマイシン錠を選べば薬代を節約することができます。